ish's blog

サラリーマンの日常の工作日記。

貴金属

検索すれば一瞬で出てくるとは思うが
先日書いた、メーカーとお話をしている際に思い出した話し【貴金属】について書こうとおもう
ここでは俺自身の知識によるものであり過去10年近く前からここ2、3年前迄の経験に基づくので突っ込みについてはスルーします

金属として不変性があり価値のあるものを
【貴金属】と呼び
①PT
②GOLD
③SILVER

それら以外の物を
【金属】と呼ぶ

※銅、真鍮、アルミ、strel、錫、洋白,,,
今回はこの貴金属について書こうと思う





まず、貴金属には割金というものが存在する
理由は様々だが、身につけるアクセサリーとして純度の高いものは曲がりやすく変形をするため他の金属を混ぜ硬度をあげる為にも合金にする。
また、金塊、メープルリーフ金貨等純度の高いものが取引として使える物は古今東西物々交換を始め価格相場取引がされる。


基本的な割金(企業によりより強くて曲がりにくい金属や綺麗な色を出すため違った金属を混ぜる事がある)は

【Pt】
PT1000にパラジウムを割金とし
1000分率表記
ネックレスチェーンはほぼPT850
リング、ペンダントトップにはPT900
が多い

メッキは見たことがないが、嘘か本当かロジウムをかけると聞いた事だけある

【Gold】
GOLDに割金を入れるが、SILVER(999,9)、銅、パラジウム等を使う
24分率表記
ネックレスチェーン、リング、ペンダント等様々な素材、色があり

K18yellowgold=gold750%+silver125%+銅125%
K18greengold=gold750%+silver250%
K18pinkgold=gold750%+銅250%
K18whitegold=gold750%+パラジウム250%

上記割金を基本とし、より綺麗な色を出すために違った金属を混ぜる場合がある(pinkgold)

また、パラジウム割だけのwhitegoldに関しては無垢のままだと薄く金色が入った色になる
どの企業もロジウムメッキをかけ表面上silver色に見せてwhitegoldと呼んでいる
それら以外にもredgoldやblackgoldが知る限りでは存在する

この13年近くで貴金属を初めとした取引価格が2倍近く変わってきている

その為goldを少しでも減らし、知る限りでは7年位前には
K10というものがあり基本的な割金が一緒
足している金属の割合が増えるだけ
例)K10yellowgold=gold41,6%+silver29,2%+銅29,2%

さて、割金に使われる(銅)が入っている為硫黄に反応しアンモニア臭のする温泉で変色を起こす
よく、酸化と言う人も居るが正しくは硫化である
これはsilverも一緒

少し脱線するが、ハワイアンジュエリーはK14を基本としそこから職人の手彫が入る。数は少ないがK18もあったと思う
silver925のハワイアンジュエリーはほぼキャストだった事が多かった

以前と言っても、10年位前にはイタリアンジュエリーのgoldををOroで明記し、確か1000分率表記が多かった。Oro750とかね。今はK24明記もあると思う

【Silver】
銅を割金とし、1000分率表記。
silver950=silver950%+銅50%(ブリタニアシルバー)
silver925=silver925%+銅75%(スターリングシルバー)

等と呼ばれる事もある。
変色が早く傷も入りやすい、とても柔らかい金属。
gold同様、硫化により変色をしそれを防ぐためロジウムメッキをかけることがある。

pinksilverも過去に作ったことはあったが変色が早くメンテが大変だったのを覚えている。

銀食器については純度がもう少し低かったと思うが割愛する

【割金】
が増えれば増えるだけ硬度が上がるなんて事も無ければ、割金が増えたぶんだけ変色を伴う性質を持ち合わせている

工業用としては、車のマフラーにプラチナが使われている事を始め車やバイクの輸出量によってもちろん相場も変わる
他にもプラチナを使ったものもあった気がするが忘れてしまった
また、携帯スマホに金を使われている事も周知の事実だと思うが電導率の良い金属
先日、都市金鉱脈なんてニュースも見た気がする
確か熱伝導率が一番だったのははsilverだったと思う。

日本特有と言えば、大昔にデビアスの広告によりプラチナは永遠の輝きと唄い
結婚しても(色も)変わらず持ち続けるものみたいな説得力のあるうんちくだったのは衝撃的だった
アメリカ、ヨーロッパの結婚指輪はほぼgoldと聞いたときにもびっくりしたがそれも10年くらい前の話し。

書き出したらまだありそうだが
貴金属については以上で(*´-`)